ジョンブル公式オンラインストア[11,000円(税込)以上ご購入の方は送料無料]
ジョンブル公式オンラインストア[全品送料無料]

FEATURE

FEATURE

LIKE

Marie Inaba

自分は何が“好き”なのか。分かっているようで、実は分かっていなかったりする。
“好き”は、どんどん変わっていってもいい。
でも、今何を“好き”なのかは分かっているといい。
自分の“好き”をわかっている人たちが、ジョンブルを着こなしてくれる連載。
第4回は、「OVERLAP CLOTHING」ディレクターの稲葉真理恵さん。






――どんな時間が、“好き”ですか?

お店にいる時間です。黙々と作業をしたり、ディスプレイを変えたり、写真を撮ってSNSで発信したり、すごく忙しいというわけではないけれど自分の世界という空間はすごく居心地がいい。私と主人の「らしさ」が詰まっている場所。
主人が基本的にセレクトしているのですが、実際に着てみて「これは女性が着てみても可愛い」「こう着ると女性にも似合う」など新しい視点でスタイリングする時間も楽しいんです。
そして、子どもとの時間。息子が3歳になり二人で出かけられるようになり、その時間がもう楽しくて仕方ないんです。会話が成立する感じになり、もう愛くるしくて…デート感(笑) お父さんと二人で出かけるのはまた違った楽しさがあるようなので、家族4人で出かけることがほとんどですが、2組に分かれて過ごす時間もとても新鮮です。





――古着屋を始めたキッカケとは?

大学は経済学部に行き、証券会社に就職したんです。興味がなさすぎて貯金に励み、その貯金で東京へ出てきました。今度こそは好きなことをそのまま仕事にしたいと思い、アパレル会社へ入社。店舗販売員からプレスにもなり、忙しくしていました。スタイリストの主人は以前から古着屋さんをやりたいと話していたのですが、いい物件を見つけた友人からのお誘いで、サラダ、珈琲、古着屋という複合店を始めることに。それがちょうど妊娠と同時期。オープンすることが決まったので、アパレル会社を辞めました。上の子を妊娠しながらのオープンだったので大変でしたが、自由にやりたいことを表現できるという楽しさもまた同時にあって。自分たちが動かない限りお金にはならないというリアル、大変さ、楽しさ全てがあるという感じでした。複合店で始め、その後家の近所で物件を見つけて引っ越し、今のお店に。

――古着が“好き”ですか?

もともと古着は好きですが、いわゆる一般的な好きのレベルです。よく古着屋には行っていましたがすごく詳しいというわけではなくて。主人は古着がすごく好きで詳しく、ヴィンテージなものが好き。知識がちゃんとあるので、彼とお店をしながら学んでいる部分は大きいです。時代やディティール、背景や職人さんの加工などデザインにプラスされるものに、さらに魅力を感じるようになりました。でもきっと私のように、女性は「可愛い!」という直感重視で、男性のように年代やディティールにそこまでこだわらない人が大きい気がします。二人でお店をすることで、男女どちらの目もあるのはバランスいいのかなぁと思っています。





――カラフルなアイテムが並ぶお店ですが、“好き”な色は何ですか?

なんでも好きですが、最近1番身につけるのが多いのでは茶色です。今日穿いているパンツもそうですが、古着や色物をクラシックに受け止めてくれます。色物アイテムが茶色によって品がよい雰囲気になるので、ぜひ試してみてほしいです。

――今日着用いただいたスウェットは、どこが“好き”でしたか?

まず、ヴィンテージ加工が本格的ですごいと思いました。主人もすごくいいねと言っていたくらい。ダメージ感がわざとらしくなく、大胆なカッティングだけれどバランスが取れていて。深いVカットはレイヤードが楽しめます。
このくたっとしたダメージ感がいいので、雰囲気そのままにウォッシュ強めのデニムをずるっと合わせてもいいかなと思いましたが、ブラウンの綺麗なスラックスを合わせてバランスをとりました。
ブラウンのレッドウィングを合わせましたが、黒のレッドウィングや太めの黒ベルトで引き締めたり、ちょっとやんちゃな男の子系の合わせ方もしてみたいですね。





――古着を“好き”な気持ちに変化はありますか?

あります。好きなことは変わらないのですが、色々な状況や気持ちによって変化はします。
古着屋をオープンしたのが妊娠中でありコロナ禍。楽しい反面、不安な気持ちも同時にありました。自分たちのお店なので、買い付けに行かないと新しいものは入りませんし、売れ残っていくことで好きだったものがよく見えなくなってしまうことも。お店の服をスタイリングしてSNSに載せるのも楽しいのに、いいねが少ないことで「あれ?これもしかして可愛くない?」と不安になることもありますし、そしてそういうことで一喜一憂する自分にまた凹んだり。
そうして何となく不安だったり落ち込むモードの時には、新しいものを仕入れて、それを組み合わせることで売れ残っていたお気に入りがまた新鮮に可愛く見えたり、自分で変化をつけることで、停滞していた空気が新しくなっていきます。
好きだという気持ち。それを仕事にしながらもブレずにいるには、そうして自信がなくなる瞬間や可愛い楽しいと思う瞬間などを行ったり来たりしながらも、自分たちでチャレンジをしながら、ずっと続けていくことが大事なんだと思うんです。
それに、古着は一点ものだからたった一人にいいと思ってもらえればいい。それがすごく楽しく幸せなことでもあります。





"DENIM DELIGHT DAYS"
レギュラーウェイトスウェットプルオーバーパーカー
lot.JY251C021
col. blue / dark khaki / pink
size. L / LL
price.
¥19,800 tax in >>BUY



稲葉 真理恵
MARIE INABA

プロフィール
Spick & Span プレスを経験後、フリーランスとしてキャリアを開始。2020年12月より、ファッションスタイリストとして活躍する夫の水野遼平氏とともにアパレルショップ『OVERLAP CLOTHING』を立ち上げる。オリジナルブランド「map.」ディレクションの他、様々なブランドとのコラボアイテムを企画するなど、ディレクターとしても活躍の幅を広げている。二児の母。

instagram : @inabamarie

OVERLAP CLOTHING
住 東京都世田谷区代沢4-34-13 代沢クラブ102
営 13:00~19:00(月、水、木、金)
12:00~19:00(土、日、祝日)
休 火曜
mail info@overlap.clothing.tomigaya@gmail.com
https://overlap.official.ec

Instagram @overlap.clothing

Photo : ImaTatsu
Edit & interview : Maki Kakimoto (Lita) @makikakimoto

RELATED FEATURE

関連している特集

NEW

2024年4月に初リリースし好評を博した、ジョンブルをあらゆ...

NEW

2024年4月に初リリースし好評を博した、ジョンブルをあらゆ...

NEW

2024年4月に初リリースし好評を博した、ジョンブルをあらゆ...

NEW

2024年4月に初リリースし好評を博した、ジョンブルをあらゆ...

NEW

2024年4月に初リリースし好評を博した、ジョンブルをあらゆ...

NEW

2024年4月に初リリースし好評を博した、ジョンブルをあらゆ...

RECOMMEND NEWS

その他おすすめのニュース