ARTISAN’S VOICE ～telling a background story～
a case of clafman by Johnbull
オンラインストア限定で展開している【clafman by Johnbull】より、新作の革小物が3型発売開始。岡山の児島にある本社工場で製作を全て1人で行っている職人・増原正敏に、"ものづくり"に対するこだわりなどここでしか聞けない話を語ってもらいました。一つ一つに作り手の想いが宿る【clafman by Johnbull】の革小物を、1年頑張った自分へのご褒美に、大切な人への贈り物に選んでみてはいかがでしょうか？
Q1. 【clafman by Johnbull】で使用している革について教えてください。
増原 :「イタリア・トスカーナ州のタンナーであるバダラッシ・カルロ社の"ミネルバ・ボックス"という革を使用しています。イタリア植物タンニンなめし協会が認める古典的な植物タンニンなめしの製法の中でも、牛脂をメインとした秘伝のオイルを使用する「バケッタ製法」により作られた革です。薄化粧仕上げのため傷やトラなどは隠れにくい反面、それらを素材の“味”の一つとして製品に活かすことで、唯一無二の個性ある表情を醸し出します。時間とコストが掛かることを承知の上で、"「革らしい革」作りのために必要なレシピをあえて使用する"という、明確なコンセプトの基にモノ作りをしている世界的にも希少なタンナーで作られています。「BOX」とはイタリア語でボコボコ、凹凸を意味しており、その名の通り銀面の表情にはそれぞれ異なる「シボ※」感があり、個性を感じさせる仕上げになっています。そして使い込むほどに艶が上がってくる表情、イタリアならではのナチュラル感溢れる色だしは秀逸です。十二分に油分が使用されていますので製品化後のメンテナンスは乾拭きのみで問題ありません。」
※表面の凹凸、個体毎、部分毎により表情が異なります。
Q2. 職人として"ものづくり"でこだわっていることはなんですか？
増原 :「昔から変わっていないことが二つあるのですが、一つ目は「真面目なものづくり」です。当たり前ですが必要な作業の手を抜かないということですね。二つ目は「使い手に喜んでもらえる為のものづくり」です。機能やデザインを考えるときは、実際に使うときにどう感じるかを考えています。」
Q3. 革製品を長く使うコツやポイントはありますか？
増原 :「ステッチ切れは早めのリペアをおすすめします。切れたまま使用し続けると針穴から朽ちて修理不可能になる場合があります。革は一生ものと言われますが使い方や環境でも大きく変わり、ある程度のメンテナンスと早めのリペアによって長く(一生)使えると言う事です。」
Q4. 今回の新作のおすすめポイントはなんでしょうか？
増原 :「どんなファッションにも合わせやすいようなシンプルなデザインと一枚革でのパーツ構成です。スクエア型でデザインを統一しているので、セットでの相性が良いところもおすすめポイントです。」
Q5. 今後どういった作品を作っていきたいですか？
増原 :「革と異素材を組み合わせたハイブリッドな商品にチャレンジしてみたいと思っています。」
lot.CF025
price.12,000yen(+tax)
color.BLACK / NATURAL / BLUE / RED
lot.CF026
price.15,000yen(+tax)
color.BLACK / NATURAL / BLUE / RED
lot.CF027
price.4,800yen(+tax)
color.BLACK / NATURAL / BLUE / RED
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