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FEATURE

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LIKE VOL.10 AMO

自分は何が“好き”なのか。分かっているようで、実は分かっていなかったりする。
“好き”は、どんどん変わっていってもいい。
でも、今何を“好き”なのかは分かっているといい。
自分の“好き”をわかっている人たちが、ジョンブルを着こなしてくれる連載。
第10回は、モデルのAMOさん。






――どんな時間が、“好き”ですか?

子どもが小学校2年生と4年生になったことで日中に1人の時間が増えました。時間に余裕ができたことで、歩くことが好きなので、電車で2、3駅の距離の時は歩いています。時間に追われず頭の中を空っぽにしてボーッとできる、自分のための時間をようやく作れるようになりました。運動のためという部分ももちろんありますが、いつも何か考え事をしてしまうタイプなので、歩いていると何も考えないでいられるということがとても大切。何も考えなかったり、音楽を聴いたり、考え事をしたり、2、3駅はあっという間です。

――お子さんが育って、ようやく自分のための時間が作れるようになったんですね。

そうですね。それに、10年続けてきたブランドを終わりにしたということも一因です。第一子出産とほぼ同じタイミングでブランドを始めたので、育児スタートとブランドスタートが同じタイミングだったんです。我が子のようにブランドを育て、駆け抜けた10年間でした。ブランドの仕事をしていると、1年間通してスケジュールが決まっているので、今はそういったルーティンから解放されて不思議な感覚です。毎年この時期はデザインをしていたなぁなど思いながら、そういうルーティンがすっぽりなくなった日々を今送っていて、心に穴があいたような寂しい気持ちももちろんありますが、何もしないという時間、何者でもない状況、がとても新鮮で楽しんでいます。





――ブランドを10年で終えたことは、何か区切りがあったのでしょうか?

まず10年は区切りとしていいなと思いました。それに、上の子が今10歳になり、あと10年経ったら20歳。今までの10年があっという間だったのだから、これから先の10年もあっという間だと思うんです。ということは、あっという間に子どもが手から離れていく。それなら今、家族の時間にもっとフォーカスしていこうと思ったことも理由のひとつです。それと同時に、家族だけでなく自分自身にフォーカスした時間を持てる日々を送りたいとも思いました。

――Instagramを拝見していると、1人で韓国旅に行っていますが、それも大切な1人時間ですか?

コロナ禍で韓国カルチャーにハマった人は多いと思うのですが、私もその1人。韓国アイドルやドラマにハマり、そのきっかけで韓国語を習い始め、もう5年になります。もともと可愛いものが好きなので、韓国ファッションやコスメも大好きですが、何よりも好きなのがカフェなどの空間づくり。日本とはまた違う感性があって、そこに惹かれるんです。
最初は韓国に詳しい友人と一緒に旅していたのですが、近いし気軽に行ける場所だと感じてからは、旦那さんの休みが確保できたタイミングで気軽に1人で出かけています。昨日までも釜山に1人で行っていたのですが、1日3軒カフェを巡っていました。Instagramなどを駆使して自分で調べて見つけたお店まで足を伸ばしたら、すごく可愛いカフェで嬉しかったです。それに韓国語を少し話せるということが、世界をぐっと広げてくれていると思います。





――30代半ばになって、心境の変化はありますか?

20代後半の時は、もうすぐ30代になると身構えていて、こうならないと!こういう自分でいたい!など色々思っていましたが、そういうプレッシャーみたいなものから解き放たれてきて、20代の頃より自由な気がします。ありのままの自分を受け容れられるようになり、他人の目も気にならなくなって、身軽な感じ。もうすぐ30代になるからこういう服は着ないでおこうなど、背伸びをしていましたが、今はもう開き直って好きなものを買って好きなように着ています。たまに、これは娘とお揃いでつけるからと言い訳して買ったり(笑)
ブランドを終わりにしたということも大きいかもしれません。カテゴライズみたいなものから解放されたんです。15歳の頃からファッションのお仕事をしてきて、雑誌に出させていただく仕事もあり、何か表現したいという気持ちが20代はまだ強かったので、無意識に自分に色々課したり制約をしたりしていたと思います。AMOちゃんと言えばこういう感じだよねという期待や出演する媒体に合わせたり、こういうものを発信してないといけないという縛りが自分の中でたくさんありました。それが今なくなって、赤ちゃんみたいな感覚です。





――今日選んでいただいたモッズコートも今までの自分にとっては意外なチョイスだとか。

こういうモッズコート、私は今まで持ってないんです。似合わない、自分のイメージと違う、と決めつけていました。でも着てみると意外と似合っているかも!と思えて、スタイリングのアイディアも自然と浮かんできました。何者でもない今の気持ちにフィットしたアイテムで着ていて楽しかったです。
茶色と青、ベージュと水色の組み合わせがとても好きなので、ブルーのパンツと合わせたいなと思い、好きな色味のトーンで揃えたスタイリングに。





――今赤ちゃんのような感覚になっているというAMOさんにとって“好き”という感覚とは?

“好き”は、本当に感覚です。“好き”ということは、理屈なしにすっと入ってくるもの、手が動くもの。流行っているから、自分に似合いそう、そういった理由を考えずに心にフィットすること。今は赤ちゃんみたいな感覚なので、そういう“好き”の感覚が今までよりさらに敏感になっている感じがして楽しいんです。





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AMO

プロフィール
1991年2月19日生まれ。2006年から青文字系雑誌を代表するモデルとして『KERA』『Zipper』『LARME』『NYLON JAPAN』などを中心に様々な雑誌で活動。
現在は2児のママ、モデルに加え、マルチクリエイターとして活躍中。

Instagram @amo_whale

Photo : ImaTatsu
Edit & interview : Maki Kakimoto (Lita) @makikakimoto

 

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